キャリア関心の向上に本気で向き合う採用責任者【國崎マネージャーインタビュー】

社員インタビュー第三弾は、【キャリア関心の向上に本気で向き合う採用責任者】國崎さんです!

社長室付人財開発部マネージャーの國崎さん。少し珍しい役職名をお持ちですが、主な仕事内容としては人財開発部として採用や教育を行ったり、また社長室付でもあるため新規事業のサポート等多岐にわたります。また国家資格『キャリアコンサルタント』の有資格者でもあります。そんな國崎さんの採用にかける想い、そして圓陣という会社についてお話していただきました!入社を決めた井上社長からの一言には、私も心を動かされました。それでは、ご覧ください!(取材:安中)

ーーはじめに、圓陣には中途入社されたとお聞きしましたが、どうして前職を辞められて圓陣への入社を決意したのですか?

  • 前職を辞めた理由

前職では採用コンサルタントの仕事をしていました。人数の少ない会社でありましたが、新卒採用を行う企業様の新卒採用支援をしていました。寝る間を惜しんでずっと働いていたこともありましたが、この会社の「採用×定着×活躍」という考え方が僕はすごく好きで、仕事が楽しくてがむしゃらに頑張っていました。

ですが徐々に仕事に慣れてきた際、ふと思ったんです。自分は採用コンサルタントとしてあくまで会社の外側からで、内側から学生にアプローチできていないな、と。採用を担当し入社をされた1年目の子達の5年後を僕は知ることができない…そこに寂しさを感じ、採用した子達を今後はずっと見ていきたいと思うようになりました。そこで『1社の人事をやるしかない』と思ったのがきっかけですね。

  • 入社した理由

圓陣とは元々お付き合いをしていこともあって面識があったんです。ただその当時はこの会社に入社するとは思っていなかったのですが…。一度井上社長(以下いのさん=弊社では社長の井上のことをいのさんと呼んでいます!)と当時圓陣の営業部長だった方と食事に行かせてもらう機会がありました。そこでいのさんからこんなふうに声をかけていただいたんです。

『國崎さんという方が圓陣に入社してくれて、一緒に働けたらきっと楽しい。僕は國崎さんのスキルや経験以上に、人間性に惹かれているから一緒に働きたいと思っているんだよ。』

この言葉を聞いた時、一気にこころがグラっと動いて…。なぜかと言うと今まで私はいくつかの企業でお世話になってきたのですが、あくまで役職者として自分を評価をされている気がしていて、僕自身を見てくれる人ってほとんどいなかったなって思ったんです。もちろんそれまでにお世話になった企業や取引をしてくださっていた企業の方々との出会いや刺激があったのは事実で、そういった経験によって自分自身を客観的に見ることができたんだと思っています。そんな想いもあって、答えを出すことにとても悩みましたが、最初に声をかけていただいてから一年半くらい経って入社を決意した旨、お伝えしたことを鮮明に覚えています。

  • いのさんの言葉にこころが動いたとありましたが、元々感情が動きやすいタイプではあったのですか?

元々は薄情だったと思います。(笑) 

ですが、人との向き合い方が大きく変わった出来事が1つあって…それは採用コンサルタントの仕事をしていた時、自分が担当して採用した子が入社一年経たずに辞めてしまったことがありました。しかも辞めてしまったのが一人とかではなく、入社した何十人かのうちの半分以上が辞めてしまうなんてこともあったんです。その時本当に苦しくて悲しくて…新卒ブランドという言葉がある中で、その辞めた子達と合わない会社を繋げてしまったことに責任を感じ、その子達には申し訳ない気持ちで一杯になりました。そこからより人に対して真面目になったし、人に興味を持つようになったと思います。

採用というお仕事は「その人の人生を預かる」という非常に責任のある仕事だと痛感しました。

そういう出来事もあって、自分を「國崎」という一人の人間として見てくれたいのさんの言葉に、こころが動いたのかなと感じますね。

ーーでは私たち圓陣という会社は、どんな会社だと考えますか?

圓陣への入社前や入社直後は『まじめ・清純・自分の意見を積極的に言う子が少ない』という印象がありました。中でも自分の意見を積極的に言う子が少ないというのは、少しネガティブに捉われてしまうかもしれませんが、実際に働いていく中で、それらはその子達が色々考えた上での行動であると気が付きました。結果として、自分よりも相手を考えられる思いやりを持っていることが分かり、いい意味で圓陣の特徴なのかな、と考えています。

圓陣は一度社名変更をしているんです。それに伴い企業理念を一新しまして、今の「こころを、あげる。」ができました。「自分がこころをあげた結果、相手にもそれを伝えられる」といった想いから、主人公は自分で、より自分にスポットが当たっていることを表しています。相手を幸せにするためには、まず自分が幸せでないといけないですよね。今はそんなマインドに共感をして入社してくれた新しい仲間や、そこに引っ張られて積極的になる子も増えたように感じています。

圓陣にとっての『第二創業期』として今後も変化と常に向き合っていきたいですね。

▲新入社員へのメッセージをお話しする國崎さん!この頃は長髪だったようです!

ーーここ数年で圓陣としても社員としても変化があったとありましたが、今後はどんな方に入社していただきたいですか?

それは昔から変わっていなくて、「お客様の笑顔が見たい方」ですかね。

仕事によってやり方は沢山あると思いますが、その幅が広く、かつ無くてはならないものをご提案できるのが私たちの仕事だと思います。『できたら、尚良いな』というよりかは、『無くてはならないものをより便利に楽しく届けられる』感じですかね。

ですから「お客様の笑顔を見るのが好き」であることが必要ではありますが…その中でも求められるスキルは、お客様が今後生活を送っていく上で起こりうる問題を想像して、ご提案をすることだと思います。今だけじゃなく、いかに未来に対して考えていけるか、が必要だと思いますね。

ーーそのスキルを得るためには、どのようなことをしたらいいと思いますか?

それは単純なことで、その人のことを考えればいいんですよ。興味を持つことだと思います。

例えば、好きな子とデートに行く時ってめっちゃ計画立てませんか?(笑) 何時の電車に乗って、何時の映画を観て、その後ここに行こうって…(笑) でもこれってなんでそこまでするかと言ったら、相手に喜んでほしいし好きな気持ちがあるからだと思います。どうでもいい人にそこまでの対応しないですよね。

ですので、『相手に興味を持つ→こんなことをしてあげたい→それは今の自分にできないこともある→勉強して知識を増やす→喜んでもらえる』ことをお客様にしていくことが私たちの仕事です。ただそれは難しいことではなくて、人に興味をもつことさえすれば、できないことは無いと思います。

ーーありがとうございます!話は変わりますが、そもそもなぜ採用の仕事をしようと思ったのですか?

冒頭前職を辞めているとお話しましたが、実は僕にとってこの圓陣は4社目の会社なんです。新卒で入社した会社も辞めていますし、正直就職活動は失敗したと思っていて。当時僕自身が情弱であったこともありましたが、『もっと大人に話を聞いてもらえたら良かった』と思うことが多々ありました。そのようなことから、『自分がそんな大人になれたらいいな』という想いを持つようになりました。採用担当として、そして社会人の先輩として、就活生にはキャリアについてもっと考えてほしいと思っています。

やり方は様々あると思いますが、就活生と絶対的に触れ合えるのってやっぱり採用担当だと思っています。ですがこの仕事をしている中でも、一社の採用担当という枠だけにおさまらず、数多くの就活生や学生に対してキャリアについて考えるきっかけを作れたら幸せだなと思っています。圓陣の採用担当ではありますが、僕個人の使命を持って日々採用の仕事をしています。

▲学生を前にカッコよくお話しする國崎さん!

ーー最後に、この記事を見ている就活生へメッセージをお願いします!

今就職活動をしている方々に言いたいことは、ご自身のキャリアについて『もっと向き合ってほしい・もっと関心を持ってほしい』ということです。日本では一括採用という形式上、やっぱり敷かれたレールの上を進まなきゃいけない…と思っている人が多いじゃないですか。無意識的にそうしなきゃいけないと、みんなが思ってしまうのかなって…。『でもそれって楽しくなくない?』『誰かが決めたルールの中で生きたいですか?』って僕自身は思ってしまうんです。だったら、自分がやりたいこと、自分がこうしてみたいと思うことに耳を傾けて、実行していってほしいですね。

きっとそこで『でもやりたいこともないし…』って思う人もいると思いますが、それは自分の今までのキャリアについて真剣に向き合っていないからだと考えています。キャリアっていうのはこれから働いていくことだけでなくて、これまで経験してきた全てのことを言うんですよね。なのでそこに対してもっと向き合ってほしいし、考えてほしいと思いますね。

そして自分のキャリアに気づくには、自分じゃない人に自分を見てもらうことが絶対的に必要だと思っています。自分で見た自分はあくまで主観でしかなくて、自分を外から見ることってできないんです。だから大人を頼って欲しいんです。手伝ってくれる大人は周りに沢山いますし、そういう大人はいい意味でどんどん使っていってほしいと思っています。そうやって一人でも多くの人が、積極的にキャリアに向き合うために時間を使っていってくれたら、僕は何より嬉しいです!

ーーありがとうございました!!


【インタビュイー】

社長室付人財開発部マネージャー 國崎さん

【インタビュアー】

人財開発部 安中